登山①

さて、この筋肉痛の原因。泰山です。かの孔子も登った山なので、聞いたことある人も多いかもしれません。泰山、知名度の点では中国で最も有名な山です。

普段学生たちは金曜日の夕方出発し、土曜の日の出を見て、その日の夕方帰宅というプランが多いそう。でも、私は金曜は1週間で最も授業が多くてハードな日。でもって、同行する友人も土曜の午前いっぱいは授業があるので、私たちは土曜の午後に出発することに。

泰山のある町、泰安に着き、今回のメンバー(私と私の友人、私の学生とその友達)4人が全員そろったところで食事。そして、7時半ごろから登り始めました。最初は軽い気持ちで。
泰山、実はそんなに高くありません。1545m。
ね?富士山に比べると、全然でしょ?まぁ、富士山行ったことがない私が言うのもなんですが。でも、その泰山、何がすごいって、ぜーんぶ階段・・・。しかもそれがグルグル山の周りを回ってるから、距離は相当、足への負担も相当・・・。

なので、休憩をとりつつ、結局山頂にたどり着いたのは8時間も過ぎた午前3時半ごろ。途中、休憩でトランプとかして1時間以上休んだときもあったから、けっこう時間がかかりました。一番つらかったのはやっぱり、頂上目前の傾斜70度の山並みに続く階段。「頂上には神様がいます」という学生の話にも、私はというと、「もう、神様下りてきてよ〜」と、超やる気ない反応。そして、頂上が近づくにつれ、温度も低下の一途。冬服は持っていったものの、そんなものではしのげるわけもなく、結局途中で軍人が着てる(?)あの緑のコートを借りました。5元という安さで借りたのでそんなに文句は言えないけど、ぶっちゃけ、かなりカビ臭くて汚かった・・・。自分の服が汚れるのも嫌だし、最初はちょっと着るのをためらったけど、やっぱり寒さには勝てず、ボタンもぜーんぶ留めて、完全防備。

それから、頂上に近づくにつれ、霧と風が強くなって、ついには前がほとんど見えない状況に。ほんと、神様がいそうな感じでした。その日の日の出は6時5分。頂上に到着後、日の出まではまだ時間があったので、休むことにしたものの・・・寒すぎて眠れず。そう、軍服を着ていても、寒いんです、頂上!結局友人と終始、何かを食べながら話すことしかできなかった私。それに比べて、普通に仮眠をとっていた中国人学生とその子の友達。中国人、強し・・・。