最近、夜、本を読む私。冬休み中、自分ペースのかなりだらけた生活をしていたためか、ベッドに入ってもなかなか寝付けない。目を閉じてれば自然に眠くなるかも、とじっと横になっていたものの、まったく眠くなる気配なし。結局、「本を読み始めたら、それが睡眠導入剤的な役割を果たすかも」と、リビングの本棚に行き、歴代日本語教師たちがこの部屋に残していった本の中から、江國香織の小説を手に取った。

流しのしたの骨 (新潮文庫)

流しのしたの骨 (新潮文庫)


読み始めたらあっという間に100ページ。活字が苦手な私でもすらすらーっと読めてしまう。もっともっと読みたい衝動に駆られながら、気づいたらもう朝4時。授業は午後からとはいえ、これ以上読むのはちょっとヤバイと思い、なんとかそこで踏みとどまる。でも、帰ってきたら続きが気になって、また手にとって一気に読んでしまった。
家族を軸にした話だけど、この主人公の家族がすごく仲良くて、ほのぼのしていて、なんかいいなぁと思った。もしかしたら、このほのぼの感が活字が苦手な私でもすーっと受け入れられて、読むことをやめられなくした理由なのかもしれない。最後まで一気に読んでしまったけど、それでもその後この家族がどうなったんだろう、ってまだまだ続きが読みたい気持ちでいっぱいだった。江國香織の作品は、大学の受験勉強のときに使った現代文の問題集でいくつか読んだことはある。どれも一部を抜粋したものだったから全部読んだのはこれが初めてだったけど、今は他の作品も気になる。また機会があったら読んでみたい作家。


それから、最近日本のバラエティが見られるようになってからは、ドラマとか映画そっちのけで、お笑い系の番組ばかり見ている。ロンドンハーツ、めちゃイケ、アメトークなどなど。でも今ちょっとハマッてるのはコレ。


だらだらーってしながら見られるし、いろんな芸人がひたすら「すべらない話」だけをするので、「全然おもしろくなーい!」っていうハズレがない。まぁ、「ふーん」って感じの話も時々あるけど、有名、無名関係なくいろんな芸人のいろんな話が聞けるのがおもしろい。
自分が感じた「おもしろさ」を他人にも同じように「おもしろく」感じてもらうのってけっこう難しいと思う。話し方次第ではただ事実だけを淡々と伝える感じで終わってしまって、相手にとっては「で、それが何?」って感じにもなりうるわけで・・・。だから、聞き手にも「おもしろい!」と感じさせられるような話し方ができる人や芸人って、素直にすごいなぁと改めて思う。私は話し始めると、途中でどんどん話が前後して、うまく伝えられないことが多いから、余計話し上手な人がうらやましく思うのかもな。
まだ全シリーズ制覇はしてないけど、見るごとにどんどんハマッていきそうな予感大。