これまでにRIASに問い合わせて、血液を送る場合は必ず冷蔵で(冷凍はダメ)って言われていたため、ずっと保冷剤を探したり、冷蔵で送ってくれそうな輸送会社とか探してたけど、結局保冷剤1つ確保できないまま日が経過。血液は採取後2週間くらいまでしか検査できる状態にないらしく、前回採血して送る予定だったものは、結局無駄になった。まさか保冷剤が手に入らないとかも知らなかったし、ほんとこっちが思ったとおりに全然ことが進まない。それに万一保冷剤が調達できたとしても、送るときにこっちの業者にどういう反応されるかもまた微妙だし、日本に着くまでにEMSとかDHL、UPSでも結局4日くらいかかるみたいだから、ちゃんと冷蔵された状態で検査施設まで届いてくれるかも心配。血清だと常温で遅れるらしいし、成分も安定してるから保存もきくのだとか。(常温でも1ヶ月、冷蔵だと3ヶ月くらい、冷凍なら1年は持つらしい。)だから、今度はミミの血を無駄にしないためにも、血清にしてもらったものを送ろうと決意。採血は一瞬で終わった狂犬病の注射とかマイクロチップ装填のときとは違って、両手に注射針1本ずつ刺して、終わるまでにも時間が結構かかった。何より血がにじんだ手が痛々しかったし、採血中は何度も病院連れてきているなか、今後初めてミミが鳴いて嫌がっていたから、また同じことをしないといけないのはすごく気が引ける。

でも・・・予感的中。なんか、やっぱりいつもお世話になってる病院では血清は作ってもらえないらしい。私が中国語ができないから、学生に手伝ってもらって問い合わせをしたら、「採血はできるけど」という答え。学生が心配してくれて、市内のほかの病院とかにもあたってくれたみたいだけど、いまだ血清を作れるっていう病院はないのだとか。上海とかだと、普通に動物病院でしてくれるらしいのに、一応ここ、省都ではあるけど、ほんとの都市との差が浮き彫り。


市内の普通の病院とか、医学系の学校、畜産科のある学校とかに、血清作ってもらえる機械はないのかなぁ。結局、その問い合わせも私じゃ満足にできないから学生頼みになってしまって、ほんと学生には申し訳ない。「こんなに信頼して頼ってもらえてうれしい」なんて言ってくれるけど、私の説明も血清とか検疫とか聞き慣れない日本語ばっかだし、いろんなとこに問い合わせとか、大変だよなぁ。感謝してもしきれない。

ここで血清を作れる施設がなかったら、チンタオ、北京くらいまで行かないとダメかもしれない。その場合もミミをつれていかなければいけないのか、採取した血液だけでいいのか、でまた事情が変わってくる。ほんと、近場で血清作ってくれるとこが見つかってほしい、と切に祈るばかり。