1週間、卒業試験のための合宿で、クラスメートたちとどこかの島にこもったMichi。出発前に「ネットが使えるかどうかわからない」と言って出かけたまま、結局この3日間メールも来なかったから、やっぱりネットが使えないんだと思っていた。でも、そんななか、夕方スカイプから着信。半信半疑で出てみたら、画面の表示通り、声の主はやっぱりMichi。話によると、ホテルのパソコンルームにはネットができるパソコンが1台あるものの、この3日間、株のトレーダーっぽいおじさんがずーっと電話でやりとりしながらそのパソコンを独占していたということだった。で、そのおじさんがトイレかなんかで席を立った隙に、Michiはそのパソコンの元に走ったのだとか。想像したらちょっと笑える。

まさか合宿中に連絡が取れると思わなかったから、普通にうれしかった。でも、風邪をひいて、のどが痛いし、何を食べてもおいしくない、とのこと。私はそこまでひどくはないけど、鼻水と鼻声はほんと相変わらずだし、この3日のうちに、お互い風邪ひいてるっていう期間限定の変な共通点ができたようだ。あとは勉強の進み具合とか、たわいもない話を30分して、電話終了。ネット使うのタダかと思ったら、30分2ユーロらしい・・・。高いなぁ、と思った私は、やっぱりもう中国の物価とかそういう感覚が抜けなくなってるってことだろうか。

ちなみに、ちょっと席をはずした瞬間にMichiにパソコンを横取り(?)されたおじさんは、私たちが話している間に戻ってきて、ドア越しにMichiの様子をちょっとうかがってたらしいけど、結局自分のノートパソコンを取り出してまた作業を始めたらしい。「自分のがあるなら最初からそれを使え!」って思ったけど、PCカードとか通信費が高いから、わざわざホテルのを使ってるんじゃないか、ということだった。相当、仕事が気がかりだったんだろうなぁ。(ま、ほんとにトレーダーだったら、株の取引なんて一秒一秒がすごく大切だろうから、仕方ないか。)

今度いつ話せるかはまだわからないし、もしかしたら、週末合宿が終わって帰宅するまで話せないのかもしれないけど、今日のちょっとしたサプライズのおかげで、万が一そうなったとしても、イライラせずに待てそうな気がする。向こうもがんばってる。私も仕事、仕事。