昨日ミスユニバースの日本代表が決定したらしく、ニュース記事にその女の子のことが紹介されていた。日大の4年生だということで、「もしかして知ってるかも」と、日大に1年間留学していたMichiにその記事のリンクを送信。
その後、電話で話すときにまたその話になって、「知ってる?」と何気なしに聞いたら、向こうは「あー、知ってる。俺の友達や。経済学部のひろこちゃんや!」と言う。「ふーん、友達なんだ」と、そのときはそのまま何も言わなかった。

そして今日、また何本かその女の子に関するニュース記事があったため、1つ読んでみると、その子の所属は日大でも経済学部とはまったく異なる学部の子だと判明。昨日読んだ記事には日大の4年生としか書かれてなくて、所属がわからなかったけど、それをいいことに、やつは嘘をついたのだ。

だから、今日の電話の私の第一声は「嘘ついたでしょ」。向こうは最初何のことかわからなかったらしく、「何のこと?」と繰り返していたけど、私が今日読んだミスユニバースについての記事の話をすると、「え、あの話、信じてたの?」と、さらっと言ってのけた。しかも、「あんなのすぐ嘘ってわかると思った」だって。
その言い方に腹が立って、結局ケンカ。私は日大生じゃないし、日大に知り合いもいない。日大近辺に行ったこともないし、日常生活で日大についての話なんか、これっぽっちも聞かない。そんな「日大」っていうバックグラウンドが何もない状態で、「あの子、俺の友達」とか言われたら、私は普通に「そうなんだ」と、その話を信じる。疑わなければならないような話ではないし、そんな要素もないと思う。

ただの冗談と言えば冗談だけど、全然おもしろくない。共通のバックグラウンドがあることで成り立つ冗談は、相手に冗談っていうことが通じなければ、単なる嘘にしかならない。

今回ことを、向こうはいまだに「冗談」と言い張っているけど、私は今日まで普通に信じていたわけで、私にとっては完璧な「嘘」だ。小さい嘘かもしれない。でも、昨日この話題について話しているときに冗談だと感じさせる何かがあったわけじゃない。それに、冗談と言うには真実をバラすまでに時間がかかりすぎている。

ちっちゃい嘘にここまで腹を立てるのは大人気ない気がするけど、ちっちゃくても嘘は嘘。それに、言い訳ばかりして素直に認めないあの態度。たぶん一番腹が立った原因は後者なんだけど、せっかく話ができる機会を、こんなくだらないことで台無しにしてしまったのは、やっぱり後悔する。もうちょっとオトナなら、こんなことケンカにもならないようなことなんだろうけど・・・たぶん両方がコドモなんだろうな。