先輩から無事日本に到着したというメールが届いた。もちろん血清も。
土日に血清を受け取ることができる職員がいるかどうか、電話で確認してから送ってくれるとのことだった。もし土日が休みだとしても、月曜には着くように郵送の手配をしてくれるみたいだ。自分のことじゃないのに、こんな面倒なことを手伝ってくれて、ほんと感謝、感謝だ。

RIASでの狂犬病抗体価検査にかかる検査料は12000円。駐在じゃない私が中国で働いて得る月給のおよそ4分の1。高いなぁ。でも、仕方がない・・・。
検査料金は前払いで、振込んだ際の領収書のコピーを、血清送付時の検査申請書類に添付することになっている。でも、私は今中国・・・ 家族や友人は日本にいるから、振込みの代行を頼んで、その領収書を私のほうまで送ってもらうということもできる。実際それも考えた。でも、中国宛の郵便は今までの経験上、エアメールでも届くのに2週間かかったり、最悪届かない場合もある。途中紛失とかがあったら、振込みしたっていう証拠がなくなるわけで、それはすごく困る。

ということで、以前ダメもとで、「海外在住で・・・」という事情を説明して、ネットバンキングや、何かしらの代替策では無理かという問い合わせ&お願いをしてみた。今までRIASには何回もいろんな問い合わせはしているけど、たぶんこの件が初めての問い合わせだったはず。
ま、それはさておき、RIASの方からのお返事は「ネットバンキングでも大丈夫ですよ」とのことだった。「ダメもとでも問い合わせてよかったー!」って、あのときはかなり安心したのを今でも覚えている。
で、「ネットバンキングを利用する場合は、振込み画面のハードコピーを送ってくださればけっこうです」とのことだっだが、画面のハードコピーって何・・・。ためしにYahoo!のトップページを開いて、ファイル→名前をつけて保存でやってみた。その結果、ファイルとしての保存はできるけど、開こうとすると、そのファイルを開くための「ソフトが見つかりません」というメッセージが出た・・・。えー。
もしこのやり方で保存したものが、ただ単に私の使っているパソコンにそれを開くための必要ソフトがないだけならいいけど、RIASでも開けない、とかいうことになったら、それはまた振込みしたっていう証拠を示せないわけで・・・。しかも、ネットバンキングの振込みのときに使う画面って、セキュリティのためか、普通インターネットをするときにスクリーン上部に表示される「ファイル」とか「編集」、「表示」っていう文字はなかったはず・・・。これじゃ、「名前をつけて保存」すらできない!!困った。


それで、結局パソコンに詳しい元同僚に相談。すると、すぐに私が今まで使ったこともない技を教えてくれた。

目的の画面が表示されたら、

  1. Ctr+Prtsc Sys Rqっていうボタンを同時に押す
  2. アクセサリからペイントを開く
  3. ペイントの編集画面から「貼り付け」をする

言われたとおりに試してみると、あら不思議。Yahoo!の画面が普通に写真のファイルを開くときと同じ感じで開ける!こんな技があったなんて!!!私が知っているキーの操作なんて、Ctr+Alt+Del→強制終了くらいだ。この新しい技は今後使うかどうかはわからないけど、覚えておこう。

で、この新しい技を使って、ネットバンキングの振り込み画面を保存。RIASの担当者の方に検査依頼のメール(もちろん振込みの証拠も添付)を送信でひと段落。ただ、ネットバンキングで振り込んだ検査料がRIASの指定する口座に振り込まれる予定は月曜日。もし週末に血清がRIASで受け取られたとしても、検査は代金が振り込まれていることが確認された後の月曜以降になるかもしれない。ま、血清は成分が安定していて保存がきくらしいから、検査日が1日、2日変わるくらいで、検査結果には影響はないはずだし、たいした問題じゃない。

あとは検査結果の価が基準値を超えていることを祈るのみ。あ、その前に、血清がRIAS到着時に保存容器から漏れたりしていませんように・・・。