おくりびと

やっと見ました、おととい!今年アカデミー賞を受賞して以来ずっと話題になっていた映画。家族も見たがっていたので、実はDVDを用意していたものの、うちでDVDが見られるのはPCだけ。しかも、両親はリビングでリラックスしながら見たいという希望があるものの、リビングのPCは妹がよく使っていて、「見たい」と思うときと「見ることができる」タイミングが全然合わず、結局ずーーっと見ることがなく今まで放置。で、結局おとといテレビで放送されたのをみんなで見ました・・・。


おくりびと [DVD]

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予想外に笑える場所が多く、「葬儀」「納棺」といった暗いというか深刻なものをテーマにした映画なのに、見終わった後にどよ〜んとすることもなく、見終わった後はすっきりというかさっぱりというか。悪く言うと、エンディング、なんとなく物足りない感じがしなくもなく・・・。でも、笑える場面は、(ちょっと古いけど)なんとなく『シコふんじゃった*1のころのモックンと相通ずるところがあった気が個人的にはしました。

なんか最近感傷的になっているせいか、映画見ながら、「もし今中国にいたら、(授業で実際に見せるかどうかは別として)コレ学生たちにも紹介してあげたいなぁ」と思ったり。中国では土葬が多いと聞いたことがあるし、お葬式スタイルにしても全然違うなら、日本文化の紹介の1つとして、ちょっとおもしろいかも。納棺師という仕事自体、中国にあるかどうかもわからないし。*2とりあえず、連絡を取っている子たちには、紹介しておこうかな。

*1:

シコふんじゃった。 [DVD]

シコふんじゃった。 [DVD]

*2:昨日、ある学生とチャットしてこの映画の紹介をしたところ、「先生は遅いですよ〜!私はもうずっと前にこの映画は見ました!」と言われてしまった。確かに、遅いよね・・・。あと、その学生いわく、最近は中国の田舎のほうでも日本同様、火葬を行うことが増えているようで、彼女のおばあさんのお葬式も火葬だったとか。(と言っても、彼女の家は農村ではなく地方都市だけれど。)また、納棺師についても、そういう職業の人は「たぶん」いるとのこと。彼女いわく、「この映画は勉強になりました」とのことだったが、私のほうこそ彼女とのチャットで得た情報、勉強になりました。