ミミの出発前健康診断

夕方、かかりつけ獣医さんのところに電話して、ミミの健康診断と3種混合の予防注射をお願いする。
電話に出た助手(?)の女の人いわく、「検便を持ってきてください」とのこと。電話の前に偶然ミミのトイレの交換をしていた私は、ミミは今日まだおしっこしかしていないのを確認済みだったため、おしっこならあるけど、便は今のところまだないということを伝えた。「便が必要なら、また日を変えて伺いますけど・・・」と言うと、その女の人いわく、「おしっこでもいいですけど、便もなくても別にかまいません」とのこと・・・。なくてもいいなら、なんでそれを最初に求めたの・・・?!念のためかな?

そして、父の運転で動物病院へ。洗濯ネットに入れられて私の膝の上にいるミミは、何かを察知してか、普段とは打って変わって、尋常ではない叫び声。その声の大きさと叫び方に、隣にいた父も思わず声を上げて驚くほど。10分くらいすると次第に泣かなくはなったけど、マタタビでも一緒に持っててあげたほうが、もう少し落ち着いたかな?


さて、今回獣医さんに持参した書類は、

健康診断は意外とすんなり。人の健康診断だと目を見たり口の中を見たり、心音を聞いたりという感じだけど、ミミの場合はそういった綿密な(?)検査はなく、目視&体重測定のみ。(いや、素人目に「ざっと」と見えただけ?!)
さらさら〜っと全部記入してもらい、次は3種混合の予防注射。ミミは痛がることもなく、この注射はすごーくあっさりと終了。
そして、続いてEUフォーム。

EUフォームについても、記入が必要な項目は特に難しいものではないため、けっこうすらすら記載してもらえたのだけど、書類2枚目に「公的な獣医または管轄官庁より委託を受けた獣医(後者の場合、管轄官庁による確認が必要)」による住所、氏名、署名等の記載欄と、「管轄官庁による確認(公的十位による署名がある場合は不要)」として日付&印が必要という箇所があり、これについてはダウンロード後、事前に目を通したときにちょっと疑問に思ったので、関空検疫所に確認済み。両方ともかかりつけ獣医ではなく、検疫所で記入してもらうのか、それとも、同時に持参するかかりつけ獣医師による健康診断書を元に、EUフォームの記載はすべて検疫所でしてもらうのか。検疫所の回答によると、後者は検疫所で記入するので、前者はかかりつけ獣医師に記入してもらうように、とのことだった。それを伝えると、獣医さん、「公的な獣医・・・公的な・・・公的な?ほんとに僕が記入していいのかなぁ」としばらくかなり渋っていたけど、結局は「こういう正式な書類ってよくわからないものが多いからねぇ」と言いながらサインしてくれました。ほっ。


ただ、1つ気になることが・・・。
その署名欄に記載してもらった日付の書き方が、この書類の書き方にのっとったものではないことに気付いた(フォームの記入は【日/月/年】の順で書かなくてはならない・・・)獣医さん、修正ペンを使ってその箇所を消し、下に新しい日付を書き直してくれたようで・・・。

このEUフォームはドイツ側が入国時に求めている書類なので、訂正の仕方についてはうるさくないのかもしれないけど、一応日本の検疫所(=農林水産省管轄の公的な役所)で裏書をもらうことになっている公的な(?)書類でもあるので、そういった書類に果たして修正ペンを使ってよいものか・・・。日本だと、公的な書類や正式な書類では、記載間違いなどをしてしまった場合、初めからすべて書き直して新しいペーパーを作ったり、問題箇所に二重線+印鑑押印&その上に訂正した言葉などを記入することが多いような気がする・・・。

あと、ドイツ的にもこれって許容されるのか・・・。修正ペンって日本をはじめ、アジア圏ではけっこうポピュラーだけど、そもそも英語圏やヨーロッパではお目にかかったことがないし、メモとか手紙だと、欧米圏出身の友達は間違った箇所はグチャグチャッと塗りつぶして、その後ろに正しいの書いたり、ということがほとんど。修正ペンの存在自体が少し疑問。それに、書類の記入やペーパーを書くときとかも、ドイツ語の場合についてはわからないけど、英語だと二重線で問題の箇所を訂正&正しいものをその上あたりに記載するのが一般的・・・。

うわー、これってほんとにいいのかなぁ・・・。


とりあえず、また日本の検疫に問い合わせ・・。もちろん、ドイツのほうにも・・・。