妹が・・・

今日はすごくびっくりしたことがあった。びっくりというか、あせったというか・・・。本当はどっちの言葉でも言い尽くせない感じだったけど。


それが起こったのはお昼、ちょうどみんなでご飯を食べていたとき。今日のお昼は冷麺で、麺は1人分ずつゆでたため、1番最初に食べ始めた妹は、家族の中で一番最後にわたしの分が出来上がったころには、もうすっかり自分の分を食べ終えていた。そのため、妹は席をはずして、庭の縁側付近でなにやらしていた。たぶん飼っているメダカに餌でもやっていたんじゃないかと思う。特に変わった様子はなく、わたしは両脇に座った両親と話しながら昼ごはんを食べていた。すると、ドサッというなんだか鈍い音がかすかに聞こえた。テレビの音でかき消されるくらいの音。わたしはまったく気にしなかった。


が、外が見える位置に座っていた父が「あれ?」と言ったかと思うと、妹の名を呼んだ。詳しくはもう覚えてないけど、母も外を見て妹の名前を呼んだ。そこでわたしも外に目をやると・・・妹の足しか見えなかった。立っている姿ではなく、倒れている姿。一瞬何が起こったかわからなかった。その間にも、父は妹の名を呼び、誰の声にも反応しない妹に驚いた父は、妹が倒れている場所に走り出た。妹の名前を叫びながら。すごく真剣で、早かった。今までこんな姿は見たことないっていう感じの父の表情。それを見て、わたしもこの状態がタダゴトではないということを悟った。と同時に、冬休みにMichiのところにいたとき、みんなの前で突然倒れたMichiのことを思い出した・・・


父、母の呼ぶ声に妹は少しずつ返事をし始めた。妹いわく、座ってメダカを見ていて、立ち上がろうとしたとき、フラフラとなって、どこかにつかまろうとしたけど、つかんだものがゆるく、倒れてしまったとのことだった。幸い頭は強く打たなかったらしく(そのかわり脇腹を打ったらしいけど)、妹はめまいが治まるまでしばらく横になったままじっとしていた。だんだん自分の状況について笑いながら説明し始めた妹だったけど、見ているこちら側はかなりヒヤヒヤして、あせった。


妹本人じゃないため、はっきりは分からなかったけど、今回倒れたのはどうやらめまいか貧血のためだったよう。倒れたのは今回が初めてだったものの、普段から時々フラフラすることがあるらしい。やっと起き上がってきた妹に、両親もわたしも「それは妹が朝晩逆になった生活をしていて、お日様に浴びないからだ」ということを言ったけど・・・ 本当にそれが原因かちょっと不安だったりする。とりあえず、妹は生活習慣&リズムを変えた方がいいと思うけど。


妹が倒れたことにはすごくびっくりしたけど、父親のあんなに真剣な表情を見たのも初めてで、それもちょっとびっくりしたというかなんというか・・・。家族の中でたった1人男で、わたしたちにしいたげられ気味の父。普段は特に何にも言わないけど、家族、子どものことを実はすごく心配してるんだな、ってのが分かった気がする。