[映画]

昨日は朝早起きだったので、1本映画を、そして、夜は寝られなかったので、また1本映画を見た。朝見たのは、『幸せになるためのイタリア語講座』。

確か1年位前に何かで紹介されていて、ちょっと気になっていた映画。
何語かわからない言語でストーリーが展開され、かなり最後のほうまで「これ何処の映画だっけ?」っていうのをずっと気にしながら見ていたような・・・。で、ストーリーはと言うと、市のイタリア語講座に通う、いろんな悩みを抱える6人の男女が互いの交流を通して希望や愛を見つけていく、といった感じ。なんか、ほんと悩みは人それぞれなんだけど、どれもが深刻で・・・ だから暗い!映画のタイトル通り、人々はイタリア語講座で幸せを見つけるんだけど、私には前半から続く暗さのイメージが強くて、見終わっても「う〜ん・・・」という感じだった。Amazonでカスタマーレビューを見ると、そのほとんどの人は何かしら褒めているから驚き!もしかして、私にはこの映画を「よかったぁ〜!」って思えるような純粋さ、素直さが欠けているのか?!なんて、今ふと思ってみたり。



で、夜中に見たのは『恋愛小説家』。確かアカデミー賞をとっていたはず。何の部門かはもう忘れたけど。

こっちの映画は、夜中に1人で、しかも風邪キンに悩まされながら見たにもかかわらず、笑ってしまった。ジャック・ニコルソン神経症で偏屈な、かなりクセのある役を演じているけど、ヘレン・ハント演じる生活に疲れたシングルマザーに出会うことによってちょっとずつ素直になっていくラブストーリー。見ていて面白いけど、実生活で身近にこの映画のジャック・ニコルソンみたいな人がいたらかなり大迷惑。

終盤、だんだん素直になっていくジャック・ニコルソンがレストランでヘレン・ハントに告白するシーンでのコトバ。
"You make me wanna be a better man."
あんなに意地悪で偏屈な自分がちょっとすつでも「いい人」に変化してきたのは、キミが自分にとってとても大切な人であり、キミとこれからもずっといたいと思っているから・・・。
そんな感じで発せられた言葉に、彼女は感動して目もウルウルなっていたけど、見ている私も同時にウルッ。相手にそこまで言わせて、且つ実際に変わらせるってスゴイことだと私は思う。くぅ〜!いつか私もそんなコトバいただけるほどの魅力的な女性になりたい!(あ、でも、ジャック・ニコルソンほどクセのある人だったら、私はすでに最初からお手上げかもしれない・・・!)だから、映画だけど、ヘレン・ハントがすごくうらやましく思えた。

あと、この映画にはワンちゃんも出てきていたけど(↑のDVDのカバー写真でも写っている)、そのくしゃっとなった顔がジャック・ニコルソンそっくりで、それだけでも面白いと思える映画だった!