今日は午後からの授業。だから、朝準備をするはずだったのに、結局なんかバタバタしてしまって、授業案が煮詰まらないまま授業へ・・・。結果、授業は2つともグダグダ。お金もらって教えてるのに、なんかダメだよな、こういうの。自業自得なのに、この結果に凹む。

それはさておき、去年から思ってはいたけど、学生も学年が上がってくると、なんかあんまり一生懸命授業に打ち込まなくなる。たぶん語彙もそれなりに増えてくるし、中途半端に日本語ができるようになるため、「自分は日本語ができる」とちょっと誤解してしまうんだろう。だから、3年生なんかは、ロールプレイとか聴解を混ぜながらいろんな場面別の会話とかやっても、なんか「ゴールは日本語能力試験のみ!」みたいな感じで、ちゃんと取り組む学生は、もう一部の決まった子達のみ。内職率は上がるし、こちらの問いかけに対する反応も薄くなる一方。

今日の3年生の授業も、まず聴解で導入しながら授業をやろうとしたら、「今週は疲れていますから、聴解は来週でいいです」とか言い出す始末。今週は疲れてるって、まだ始まって2日目だろ!なんなんだ。
このクラスは3年生の中でも一番静かで、受身で、かつ男の子たちのレベルが女の子たちのと格段に差がある。男の子たちは自分が言いたいことがあっても、それを日本語で言おうともせず、ただ中国語でぶつぶつ言う。そして、それを近くの女の子が日本語で代弁。なんなの、もう。3年生でしょう、それくらい言えるでしょうが!!

たぶん、この子達は会話を作るだけのほうが楽にこなせるから、そっちのほうがいいと思っているんだと思う。でも結局それじゃ、2年生のときと同じだし、進歩がない。だからロールプレイするにしても、表現のバリエーションを増やせたらと思って、場面、親疎さなんかを変えていろいろやってるのに、結局既習の表現しか使わなかったり。もちろん習ったことを使うのはいいこと。ただ、既習の表現が適切な場面で適切に使えるようになってすらいないのに、内職ばかりして教師の話もほかの学生の発表も聞かない学生には、ほんと心底腹が立つ。学生がする間違いに否定的なわけでは決してない。むしろ、間違いからは学ぶべきことが多いから大歓迎。でも、でも!できないんだったら、授業中はちゃんと周りに耳を傾けて真剣に取り組むべきでしょう!

こういう学生はやっぱりどこにでもいるらしく、他学部の同僚も同じ悩みを抱えているようだ。やる気がなければ来なくていいのに、何を求めてわざわざ授業に来るんだろう。出席点? 授業に来ててもまったく違うことしてたら出席点なんてあげられないのに、たぶんそれすらわかってないんだろうなぁ。