中国、ちょっと不安

8月から勤務する中国。基本的に、私は海外に出ることに不安はほとんどない。だから、この中国行きのお話も教授から「こんな募集があるけど・・・」というのを聞いて、親や家族に相談する前に自分で即決、という感じだった。ま、もし親に反対されたとしても、「これは私の人生なんだから!」って言って、押し切ってしまう。私が頑として自分の主張を曲げないのが分かっているからなのか、基本的に放任だからなのか、親も私が決めたことに反対することはほとんどないけれど・・・


勤務&学校に関する不安はちょっとあっても、中国に行くこと自体への不安はあまりなかった私を不安のどん底に陥れた中国での情報・・・。話を聞いて以来、折に触れて思い出すので、「聞かなきゃよかった」とさえ思ったり・・・。

その話は、先日、母が保険の外交員の方から聞いた話。それは今年の1月頃起こったことらしい。
芦屋のお嬢様がいとこか友達と2人で中国に旅行に出かけたのだそう。そのとき、2人は買い物をしていて、いとこ(友達)は服の試着をするために試着室に行った。が、いとこ(友達)はなかなか出てこない。心配になった芦屋のお嬢様が、試着室にいとこ(友達)を見に行くと、そこには誰もいなかった。

事件。現地でも探したけど、見つからず、芦屋というお家柄、相当の資金を投じて、その子を探したらしい。そして、その結果、見つかるには見つかったらしい・・・・が、変わり果てた姿で。


その子は両足首から先が切り落とされた状態で見つかった・・・。



母はこの話を聞いて、「20年くらい前に週刊誌でそういう類の話、サーカスの見せ物にするために中国では下半身が切り落とされる人もいる、というような話は読んだことがあるけど、今でも??」と思ったとのこと。保険やさんは私が中国に行くというのを聞いて、「気をつけてね」という感じで言ってくれたのだとは思うけど、私はその話が頭から離れなくなってしまった・・・・。
その女の子2人がどこに旅行に行って、どんな店で買い物をしていたのかもわからないけど、とりあえず、親とその保険やさんには「服を買うときは、絶対試着とかしに行ったらダメよ。上からあててサイズを見るくらいにしておきなさい」とクギをさされたけど、そんな話を聞いてしまうと、服を買いにいくの自体、なんかコワイんですけど・・・。



この話を聞いて、ただでさえビビッていたのに昨日、私が赴任予定の山東省で日本人駐在員が他殺体で見つかったというニュースを聞いた・・・。さらにビビるんですけど・・・。教授からは、「山東省は日本に野菜を最も輸出している省だから、日本人の感情をかき乱すような事件が起きないよう、省政府が省全体を統制しているから安全よ」なんて聞いていたのに・・・。ま、これは一個人(単独)の行動と日本に対して集団で起こす暴動との違い。省政府も個人の危険行動までは防げないのだろうけど・・・。


なんか、ちょっと敏感になりすぎているのかな。