今週はどのクラスも授業が最後。3年生は今週、ペーパーテストをするけど、1、2年生はミニドラマの発表。今日は2年生のクラスが2つだったので、たくさんミニドラマを見て楽しませてもらった。

が、製作段階から見てきた私としては、「中国の学生って、何でこんなに創造性がないんだろう」とずっと感じていた。これは、授業で会話を作らせるときにも思うことで、私だけじゃなくてほかの同僚たちも同じようにかんているらしい。だから、発表もどうなることかと心配していたけど、実際やらせてみると、なんとかなるもんだなぁ、と感じた。もちろん、何の創造性もなく、あるアニメの1話をそのまま実写でやってみたり、ドラマをそのまま演じるグループもあったけど・・・。「題材には使ってもいいけど、全部丸々使うな!」って言ったのに。そんなにドラマやストーリーを創作するのは難しいこと?確かに、ドイツ語の授業で、童話を自己流にアレンジしろって課題が出たときは、ストーリーをどう変えようか、それをどうドイツ語で表現しようかと、かなり大変だった。でも、すでにあるものをそのまま・・・ってのは、たぶん2年生じゃなくてもできる。小学生、は言い過ぎかもしれないけど、ただの劇なら中高生でもできるよね?その点、過去にアメリカ人の学生たちが作ったミニドラマを思い出すと、どれもとってもユニークで、創造性に富んでいた。これが生まれ育った環境の違いだということなら、やっぱり中国、中国人は「まねっこ上手」ということなのだろう。
そんな中、今日の発表で印象に残ったのは、私の授業風景を誇張して演じたグループ。先生役の子は、「今日も暑いですねぇ」「出席をとりまーす」「宿題はー・・・ありません!」をはじめ、学生に絡む様子など、ほんと私のことよく見てるなぁ、と感心。でも、自分は学生にこんな風に映ってるんだ、と思うとちょっと恥ずかしい気もした。

今日の2クラスの発表では、口をすっぱくして言い続けたからか、紙を見ながらとか、セリフ棒読み・・・とかって子もいなくて、見てる側としてはいろいろ楽しめた。まぁ、それが学生の自主的なものだとすごくうれしいけど、たぶん先週の授業でミニドラマもテストの一部として評価するってことを言ったからじゃないかな・・・。

というわけで、今週はいろんなミニドラマが見れて、授業は楽で、しかも楽しい!でも、その後が大変。録画したビデオを見ながらの採点・・・ まだ今までやったことないけど、聞くところによると、かなりやっかいらしいし、たぶん実際そのとおりだと思うから、採点し始めるのは、ちょっとこわいなぁ。