せっかくの予定が・・・

ミミの避妊手術をするべく、最近学生(SさんとLさん)がわざわざいくつかの病院に電話をかけて、手術代と受付時間などを問い合わせてくれた。手術後の抜糸のこととかも考えたら、歩いて15分ほどのところにできた動物病院が、近くて便利かなぁと思ってはいたものの、そこに問い合わせてくれたSさんの話によると、「オスはできるけど、メスはできない」とのこと。どういう違いがあるのかは素人にはわからないけど、こういうのって、よくあることなんだろうか。少なくとも、日本ではない気がする。せっかく期待していた病院が無理とのことで、ちょっとテンションダウンしていたものの、それを見てか、学生が、「でも先生!」と嬉々として「この病院は抜糸はタダですー!」と教えてくれた。これまた、なんか不思議な感じ。ほかの病院で手術した場合でも、抜糸だけ、しかもタダでしてもらえるものなのか?その点、念を押すも、Sさんいわく、OKなんだそうだ。へー。まぁ、これなら、抜糸のとき、わざわざ遠くまで行かなくてもいいから、平日授業の合間とか、授業後にも行けそうで、ちょっとうれしい。


で、手術をしてもらう病院は、今までミミのマイクロチップ装填とか狂犬病の注射、採血なんかで、何度もお世話になった病院に決定。少し遠いけど、バスで1本で行けるし、バス30分+徒歩10分くらい。ミミも病院に行くときはバックパックの中でじっと静かにしてるし。何より、私が1人で行ったときとかでも、すごく対応がよくて優しかったから、今度行くときも、1人で行くのもこわくない。ただ、手術の種類、いろいろあるし、私の辞書&筆談頼みの中国語で通じなかった場合は、学生に電話してちょっと通訳してもらわないといけないけど。その万が一の電話での通訳を学生に頼むと、学生、今回も一緒に来てくれるとのこと。でも、さすがに今回は、学生は英語の試験ももうすぐだし、期末試験も迫っていて、忙しいだろうから、電話での通訳だけで十分、と断った。が、そこは学生。「大丈夫です!」を連発。でも、今回は前回血清を採りに行くのを手伝ってくれたときとはだいぶ状況も違うし(血清を採った病院は、今まで行ったことのない病院で、私自身、その病院がどこにあるのかもまったく知らないし、おまけにバスも乗り継ぎ+そのときは休みが終わったばかりで学生たちも勉強はそんなに忙しくなかった)、素直に甘えるわけにはいかない。
「でも・・・」と渋っていると、Lさん、「私たちも行きたいですから!それに、天気もいいですから、外に出たほうがいいです!」だって。なんか、この相手に気を遣わせないようにするための言い方とか、うまいなぁ、この子達。妙に感心してしまうと同時に、なんかうれしくもあった。だって、2年前、1年生の初めには、ほんと、「あいうえお」も知らなかった子達だから。


そして、学生が心配してくれることもあって、結局今回もこの2人に付き添いをお願いすることになった。手術後、ミミは麻酔で2時間くらいは眠っているものの、その日のうちに退院できるとのこと。なんか、ちょっと違うけど、一瞬、アメリカとかで妊婦さんが出産後、すぐに退院できるのと似てるかも、って思った。まぁ、アメリカは保険のことが絡んでるから、そういうのが多いんだろうけど、もしかして、中国でも出産事情ってアメリカとかと同じなんだろうか。でも、中国って妊婦さんって出産後も1ヶ月は外に出るのは体によくないって考えられてるしし、退院前も日本みたく、少しは安静にしてそうな気はするけど・・・。

ま、それはさておき、ミミのXデーは日曜日。前回の発情が終わったのが先々週の火曜日くらい。ミミの発情は、3回目以降、すべて前回の発情期最終日から10日たった頃に、始まっている・・・。不安だ。せっかくミミのXデーが決まったものの、その前に発情してしまったら、元も子もないんだよな・・・。


でも、そんな不安はやっぱり的中してしまうもので・・・、なんと、よりにもよって、Xデー決定後の昨日、ミミの様子が夜から少しおかしくなってしまった。そして、今日もよく鳴くミミ。これは・・・たぶん、っていうか、過去5回の経験から考えると、もう完全に発情・・・。

なんかなぁ。ほんと、10日くらいで定期的も定期的って感じで発情してくれるから、ちょっと困る。

そんなわけで、この日曜日のXデー計画は立ち消え。学生にお詫びの連絡を入れたけど、なんかこっちの都合だけでけっこう振り回してる感じがして、ほんと申し訳ない!来週末はミミの発情が終わったばかりのはずだし、そのときはやっぱり1人で行こうかな、と思う今日この頃。