ぎゃっ!!!

ayumickey2010-11-19

そろそろミミの輸出検疫関係の準備もしておかないと、と検疫所のHPをチェック。
ペットの輸出に必要な項目を再読し、『輸出検査申請書』なるものをダウンロード。が、そのダウンロードした書類項目をチェックしていると、狂犬病抗体検査による抗体価を記入する欄が!!!
えーーーー!
予定外。想定外。
だって、この抗体価が必要なのって日本に輸入する場合だけじゃないの???
在日ドイツ大使館のHPによると、ドイツに動物を連れて入国する場合、日本への輸入の場合に比べると条件はだいぶ緩くて、必要なのは3点だけだったはず。

ドイツへの犬、猫などの持ち込みについて
ドイツ連邦共和国に犬、猫、フェレット(以下「ペット」と記載)を持ち込む際 に必要なものは以下の三点です。

1)日本の動物検疫所で発行される輸出検疫証明書: 手続きの詳細については最寄りの動物検疫所にご確認ください。

2)EU統一書式に従い、獣医が英語またはドイツ語で記入した検疫証明書: 検疫証明書には国際的な有効単位(WHO規格)の効力を有する狂犬病の予防接種 がなされていることが記載されていなければなりません。書式に記載のある通り、猫・フェレットであっても狂犬病予防接種が必要ですの でご注意ください。

3)ペットの皮下に埋め込まれたマイクロチップマイクロチップはヨーロッパの規格(ISO-11784またはISO-11785の付表)に対応 したものでなければなりません。規格に合わないマイクロチップを埋め込んだ場 合は、空港で読み取ることが出来ないため、その読み取り機も持参しなければな りません。2012年07月02日までの移行措置として、マイクロチップの代わりに、個体がはっ きり識別できる入れ墨も認められています。

http://www.tokyo.diplo.de/Vertretung/tokyo/ja/01__RK/Zollvorschriften/Seite__veterin_C3_A4rbescheinigung.html


2)にあたる、EU統一書式なるものを見た人はわかると思うけど、それが求めているのは、狂犬病予防接種の記録のみで、その後の抗体価検査による結果数値まで記入する欄がそももそ設けられていないのだ。ほかにペットを連れて渡独した人のブログなどを見てもそんなことは書かれてなかったし、日本から輸出する際、検疫所に提出する書類のためにわざわざ抗体価検査が必要なんて、寝耳に水すぎる・・・。

ドイツ入国は比較的簡単だと高をくくって、日本帰国のときのための狂犬病抗体価検査しか考えてなかった私は、「出国ぎりぎりでRIASに検査をお願いすればいいか」としか思ってなかったので、一気に血の気が引いた。
今から狂犬病抗体価検査を申し込んでも、その結果はあと10日後に迫った出発までには絶対間に合わない・・・。


ミミが来れないなら、出国を延期するか・・・。でも、今出国を延期するとチケットはキャンセルが効かないし、新しいチケットの買い直しが必要。でもって、このシーズン、チケットが安くなっているせいか、11月でさえなかなか空席が取れなかったし、新しいのを買うとしたら、次、空席があるのはだいぶ先かもしれない・・・。

一緒の出発が無理なら、ミミだけ後から貨物でドイツに輸入するか・・・。ただ、そうなると、その手続きをしてくれる人がいないし(自分ですらいろいろ手続きが面倒で呑み込むのに時間がかかるのに、家族は結局は当事者ではないし、どこまで頼れるかが不安。それに、ミミの輸出のためだけに地方空港〜関空までの往復の移動とか迷惑も掛けたくないし・・・)、かと言って、業者に頼むと十万以上はかかるはず・・・。

じゃあ、もう1年だからと割り切って、日本に置いていくしかないか・・・。

いや、絶対そんなことはできない・・・。


一瞬のうちにいろんな可能性が頭の中を駆け巡り、パニック。パニック過ぎて、今何をすべきか見失いそうになる・・・。

とりあえず電話!関空の検疫所に電話して、現状説明と問い合わせをしなければ・・・!!
ということで、検疫所一覧が載っているページから関空検疫所の電話番号を探し出し、自分が落ち着いて話せるよう、要点をメモした紙を持って電話の元へ。

ドキドキしながら電話をすると、何回かの呼び出し音で、あまり愛想のなさそうなおじさんの返事。
落ち着いて、『輸出検査申請書』についての問い合わせであることを告げ、輸出の際にも本当に狂犬病抗体価というものを記入しなければいけないのかを尋ねた。もちろん、「ドイツ側が要求する項目には狂犬病予防注射の摂取歴のみあればよい」ということも伝えて。

おじさんは一通り私の話を聞いて、「日本に帰国される予定はありますか」と聞く。とりあえず、帰国予定は1年後であることを告げると、おじさんいわく、「狂犬病抗体検査は、とりあえずしておいたほうがいいですねー」とのこと。

なんか、話が噛み合ってない?私が聞きたい答えとおじさんの答えに差があるというか、話の進度がスローというか・・・。
その後も話を続けていると、おじさん、突然、「じゃあ、そういうことでしたら、関空内の検疫所のほうに直接問い合わせされて・・・」


え???!!!
言うまでもなく驚く私。関空の検疫所にかけてるはずなんだけど・・・?


そして、おじさん続けていわく、「こちらは関空の貨物のほうになるので・・・。関空内の検疫所のほうはまた別なんですよ」

え・・・・・。


もう「すみません」としか言いようがない。いくら焦っていたとは言え、問い合わせ先を間違えるなんて・・・。そして、おじさんに教えてもらった、関空検疫所の正しい電話番号にかけ直し。

今度は若い女の子のような声。さっきと同じように事情を説明すると、今度はこちらの状況がわかってくれたようで、この場合、相手国が入国時に抗体価の数値まで求めていないなら、輸出検査申請書にも必ずしも狂犬病抗体価の記入は必要ないとのこと。

もう、ほんと、ほんとにほんとにこの言葉が聞きたかったんです!!!

一気に安堵&肩の力が抜ける私。


それから、輸出時の検疫に必要なことを一通り、そして、ドイツにペットを連れて行く場合はEUフォームというものが必要で、それはたぶん大使館のほうでもあらえる用紙だと教えてくれた。そして、出国7日前までに、輸出検査の申請を検疫所にしてください、と。

さすがプロ。すべて聞きたいこと&必要な情報を伝えてくれた。早めに書類がそろった場合、事前に提出したら、検疫所のほうで不備がないかチェックも可能です、とも言ってくれた。中国からミミを連れ帰るときも、どの検疫官の方もすごーく丁寧で親切で、ほんとたくさんお世話になったけど、今回も結局、出発直前になっていろいろお世話になりそうです。 (>_<)